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1:利久
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2011/02/21 (Mon) 02:50:21
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マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!
ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで
まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて
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16:アリア ◇fr2FETe1Ug
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2011/11/20 (Sun) 00:51:03
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>>15
棚辺、金子、そして最近は中村君、この三人と昼を過ごしている。
当然、3人とも俺の才能のことは知らない。
いつものように取り留めのない会話をしている。他のクラスのこととか、女について。俺を含めたこの4人はそれなりに顔が広い。棚辺はいい顔仲間がいらっしゃるし、金子は主人に仕える同じような従者たちと仲がいい。中村君は、普通の友人が多いな。おかげで一般的な話も聞ける。俺は……まぁいいか。
「なぁ知ってるか?」
内容も言わないで訊いてくる。棚辺、お前の悪い癖だよ。慣れてるから何も言わないけど。
「どうしたよ」
仕方なく俺が返してやる。
「転校生が来たんだって」
「ホントか?」
「さあ」
なんで不確かな情報を俺に教えるんだよ。こいつ馬鹿じゃないのか?
金子と中村君も俺と同じ気持ちのようだ。棚辺を見下すようにしている。
「お、おい。そんな目で見るなよ。俺も3組のやつから聞いただけだからよく知らないんだよ」
必死そうなこいつを見ているのはおもしろいが、いい顔してるやつは苦手だから見つめるのはなし。
「で、その転校生はどこのクラス?」
金子が身を乗り出して訊いた。そこまで食い付く話題か?
「ああ、2組だってさ」
2組か。うん、放課後行こう。うちのクラスは終礼早いし。逆に2組は長いからな。
部活に入っていない俺に放課後の楽しみなんてないようなものだった。
ただ問題は転校生が男か女かだ。男ならスルー、女ならお友達だな。
そんなことを考えて午後の授業を受ける。いい出会いが待ってる、そんな期待をしているんだ。でも心の片隅にはこう思っている俺もいる。
理想は理想、現実は現実――。
わかっているさ。だけどさ、信じたいだろ? 運命ってやつを、さ。
こんなこと考えてたからかな。5時間目、6時間目と連続で怒られた。いや、確かに教科書に落書きはしてたよ。でも怒ることないじゃないか。なんだよ、「俺よりもうまい絵を書くな」って。別にうまくないんだけど。
6時間目はとりあえず怒られた。さすがにグラウンドの女子を見ていたのはまずかったか。先生も少し時間を開けてチラ見してたじゃないか。せっかくのストレッチが見れなかったじゃないか。
そう言えば、前に金子に言われたっけ。
"煩悩の塊"って……。
誉め言葉じゃないよな。
忘れよう。昔のことは思い出したくない。
そんなこんなで全授業は終了した。これから重要なイベントが始まる。