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1:利久 :

2011/02/21 (Mon) 02:50:21

マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!


ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで

まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて

36:アリア ◆fr2FETe1Ug :

2012/11/20 (Tue) 01:54:58

>>35

 翌日。

 俺は、いつも通り自分の部屋で目を覚ました。多少寝ぼけながら、昨日のことを思い出した。

 あの後、アキ姉とは小1時間ほど話をした。別に何てことない世間話みたいなものだった。学校では不愛想にしているが、ちゃんと俺のことを昔みたいに見ていてくれるのが分かった。そう考えると、俺は今も昔も変わりもせず、子供っぽいというのか、危なっかしいというのか、そんな感じに見えているんだろうな。たとえ、見た目は思春期の青春を謳歌しているごくごく普通の少年であるとしても、だ。

 ああ、考えすぎで頭が痛い。寝つきが悪くて、色々と考えてたら2時間なんて当たり前のように過ぎやがる。自業自得とは言え、辛い。

 朝食を簡単にとって学校へと向かう。道中何事もなかった。知り合いを見かけることもなく、我が学び屋へと歩を進める。少し早く来たからなのか生徒も教師もまばらにしかいない。教室にも俺が一番乗りだった。やることは特にないから――寝る。





「…………ぅ……ん」

 目が覚めた。

 周りにはクラスの人間の半数以上がそろっている。時計を確認。始業5分前。見事な体内時計だな。自分の体の出来を誉める。自分でたたえながら、少し恥ずかしさを感じる。

 1人で何やってんだか。

 視界の端に金子の姿を確認。残り時間が短いから、話しかけにはいかない。めんどくさい。ボケーっとしているうちに始業のベルが鳴った。

 午前の授業はいつもどおりに終了。変わったことと言えば、金子が全部の授業起きてたことくらいだな。あれ? つまり俺も全授業起きてたのか。雨が降りそうだな。

 昼休み。

 いつものメンツと食堂へ。

 席に男どもで陣取り食事を開始。

「……そう言えば、昨日高枝先生を見たよ」

 唐突に棚辺が切り出した。俺ちょっとドッキリ。

「へぇ、どこで見たの?」

 金子の当たり障りのない返し。

「田幡の家の近く」

 その発言を聞くや否や3人揃って俺を見る。近くで見ただけじゃ関係ないだろ。

「なんだよ。俺は知らねえぞ」

「そうだよね」

 中村君。それ何気に傷つく。やめて。なんか興味ないから、みたいな言い方はイタイ。無関心はやめて……。

「そうだよねって、どういう意味だ」

「田幡君は高枝先生みたいな人には興味ないだろうって意味だよ」

 中村君ではなく金子が答える。

 興味――ないと言えば嘘になる、な。

「興味なくはないけど」

「女性なら誰でもいいの?」

「そういう意味じゃねえよ。てかなんでその発想が出てくるんだよ」

 まったく、なんで俺は女好きみたいな扱いになってるんだ。納得いかんな。誰某構わずに好きなわけじゃない。俺にだって好みはある。

「保険医って人気あるよな」

 分かり切っていることをきいてみる。

「女子男子問わずに人気だね。内訳は女子の方が上かな。男子的には特殊な部類だろうから」

 棚辺はその手の話に詳しいな。いい顔をお持ちの方は凡人とは一味違う。うらやましいもんだ。

 保険医――アキ姉は特殊、か。確かに男受けはしないかな。女子からはクールってことでかなり人気だよな。すらっとしたシルエット、淡白な言動は女子をひきつけるんだろうな。男はそのあたりは人気微妙そうだな。

 こんなこと考えている意味あるのか?

 よくわからん。

 これ関連の話なら、かの議論で話せばいいか。

 今日は、帰りが遅くなりそうだ。

 
 午後の授業は寝た。盛大に寝た。午前中のことはやはり奇跡じゃないかと思うくらいに寝た。

 目がさめればショートホームルーム。俺の午後はいつも短い。

 掃除当番のために机を後ろに下げて、俺は久しぶりにある教室へ赴く。

 さあ、久々の議論だ。


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