BUTI-BBS~幻想掲示板~ 95491


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1:利久 :

2011/02/21 (Mon) 02:50:21

マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!


ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで

まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて

38:アリア ◇fr2FETe1Ug :

2012/11/28 (Wed) 16:27:00

>>37

 無言――。

 葛城のヤツ、俺を見て声を上げてから一言も口にせず、黙々とマンガ読んでやがる。くそ、しばらく来なかったからってそんな冷たい態度とらなくてもいいのに。

 葛城――見た目が地味。あんまり存在感がない。短髪でメガネ着用。第一印象、真面目。趣味はハッキリしない。いろいろやってるっぽい。――あんまり思い出せることないな。記憶があいまいなんじゃなくて、明確な情報自体が多くないのが問題だ。俺、こいつのことあんまり知らないんだな。気にしてないけど。

 早く他のヤツこないかな。沈黙はつらい。誰かと話したいな。誰か俺と話してくれないかなぁ。

 ……。俺は寂しがり屋か? そんなことはない。別に一人でだってなんてことなく過ごせるさ。たぶん。

 しかし、誰も来ないな。もう掃除が終わってもいいような時間だぞ。実はみんな外にいて俺の様子をうかがってるとか、そういう感じなのか? いや、あいつらに限ってそんなことはないだろう。考えは及ぶだろうけど、行動はしないだろう。なぜなら、この部屋にはあいつらの愛してやまないマンガ等々があるのだから。ちなみに、本棚の後ろにゲーム機が隠されてたりする。俺は触ったことも見たこともほとんどないけど。

 寂しさゲージが指数関数的に上昇しかけたときに無口を気取っていた葛城のやつが口を開いた。

「……そういえば、久しぶりだな」

 今気づいたのかよ。

「まあな」

「連絡なしに来ること自体は何ら問題ないけど、何の用さ」

「いやぁ、ちょっとここの奴らとお話を……」

 何をしに来たのかど忘れしたので、それなりに近い言葉で言いつくろった。

「へぇ。ここで、話すってことは内容はあんまり普通じゃない感じなのか?」

「いや、そうでもない。よくある話――高校生なら誰だってしたことはあるんじゃないだろうかって話」

 目的を思い出したので大雑把に説明しておく。こいつも話には参加するんだろうから、フライングはまずいだろ。

「そういう類の話ならここじゃ結構してるんじゃないの? ここ最近は読む漫画もなくなってきたし、みんな金ないから」

「なら、やりやすくていい。話を分かっている奴が多いほど内容は深くなるからな」

 とはいえ、この先、ここへ何人やってくるのかなんてわかるはずがないから。もしかしたら今日は何もせずに帰宅かもしれないな。

 ふと、周りを見渡すと前に来た時よりも幾分か部屋が広いことに気が付いた。

 ん……。そういえば――。

「なあ葛城」

「何さ」

「この部屋広くなってないか?」

 葛城は、部屋を見渡して少し考えるようなそぶりをした。その数秒後、返事が返ってきた。

「そういえば、2週間前くらいにたちの悪い人物が来たんだった」

「たちの悪い? 教師か?」

 葛城は首を縦に振る。

「誰だよ」

「お前の大好きな――僕の愛してやまない、高枝先生だよ」


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