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1:利久
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2011/02/21 (Mon) 02:50:21
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マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!
ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで
まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて
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39:アリア ◇fr2FETe1Ug
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2012/12/13 (Thu) 16:29:37
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>>38
「あいつ、ここに来たのか」
「うん。いきなり現れたからビックリしちゃったよ」
「まぁ、この部屋にメンバー以外の人間……存在が来たこと自体驚きだしな」
「なんで人間を存在に言い換えたのか気になるけど……。あの人ならあり得ると思うよ。ほかの教師連中とは違って生徒側にいるんだから」
教師側にいないのはわかるが、俺たち生徒サイドでもないと思うが。
「こっち側じゃないんじゃないか? 生徒にだって賛否両論だろ」
「こっち側じゃないよ。生徒側だよ。僕たちと一般生徒は区別しておくべきだ」
「ん? なんでだ」
「そりゃ、学校の教室をあまり使っていないとはいえ、勝手に占領して私物化してるんだから、一般生徒とは区別すべきだよ。一つ間違えば停学じゃすまないかもしれないしね」
「……考えてみれば確かにそうだな。俺たちは、他の生徒たちとは違うんだな」
「そういうこと。そいで、高枝――アキラ先生がここに来て、今僕が言ったことと同じことを言ったのさ」
なんで名前を言い換えたんだ。
「つまり、お前はあいつの言ったことを俺に言ったわけか」
「そういうこと」
「なんか脅しみたいだな」
「みたいも何も、最高に背筋の凍る脅しだよ。アキラ先生に会えなくなるなんて嫌だもの。あの人に会えなくなるならこの学校に来る意味がない」
「あいつが転勤しなくてよかったな」
「ホントにね。あ、それで黙っててもらうために向こうの要求に応じたんだよ」
「その状況じゃ仕方ないな。で、何を要求してきたんだよ」
「広くなったと感じる原因のパソコン」
「……そりゃ痛い」
「――と田幡のお気に入りの薄い本。パソコンよりもこっちのほうが目当てだったらしい。手に入れるや否や颯爽と去って行ったよ」
「そうか。それは大変だった――――なぁ?」
「うん。大変だったよ。いやぁ、あの場に田幡がいなくてよかった。僕たちの宝を持って行かれるわけにはいかない」
「――つまり、俺犠牲になった?」
「うん。珍しく全員一致の意見だった」
「ほう……つまり」
「つまり、みんなで田幡を売った。僕らの身を守るために。仕方がなかったんだ。僕らの宝――小さいイベントから聖戦(もどき)まで幅広く参加して手に入れた戦利品――を失うわけにはいかなかったんだ」
「勝手に動機を話すな! 訊いてもいないのに、人殺しの動機を話す犯人かお前は!」
「そのツッコミを待っていた!」
「待つな! こんな状態でよくボケれるな」
「まぁ褒めるな」
「褒めてない」
「ああ、そうそう。みんなは来ないよ。風のうわさで田幡がここに来ると分かったから、僕だけが来ることになった」
「逃げやがった!」
「もう遅い。あいつらの逃げ足と帰りの速さだけは一級品だ」
「さすが、元中学帰宅部のエースたちだな!」
「僕は違うけどね」
知ってるよ。
「そうだ。僕にかまっている暇があったら、君の宝を救いに行くべきだ。金魚じゃなく姫を助けるんだよ」
「わかってるよ。じゃあな」
鞄を持ってそうそうと立ち去る。目指すは――保健室!