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1:利久
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2011/02/21 (Mon) 02:50:21
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マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!
ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで
まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて
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40:アリア ◆fr2FETe1Ug
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2012/12/20 (Thu) 16:31:31
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>>39
畜生、議論どころじゃない。
俺の宝を持ってかれるとは――。自分たちの宝を守るために、俺を盾にしやがった。
……あれ、葛城ってイベントものについては来るけど、とくにこれといってやらしい類のものは買わないよな。自分のほしい健全そうなものは買うけど。そういえばあいつ、本屋とかレンタルビデオ屋の暖簾をくぐれないらしいからな。その点であいつは、俺たちとは違う。でもその辺に興味がないわけじゃない。むしろ興味津々だ。あいつはむっつりスケベだ。再確認。
5階から1階まで階段を下りるのは疲れはしないけど、少し危ないな。たまに足を掛け損なってそのまま――なんてことにならないかと、たまに気になる。
「よし」
何とか1階まで何もなくこれたぞ。あとは保健室へ直行するだけ。
保健室の電気は――点いてる。
扉の前で止まる。
息を整えて、扉を開く。
「おい、保険医――ってあれ?」
そこには、なんとこの日差しが強くなり始めてる時期にはそうそう見られないほどの恰好――黒を中心にコーディネイトされた、ドレスのような服をきた女性がいた。それも長袖。
一目見ただけで、ビビっときた。
この人、めちゃくちゃ暑そう。
黒い女性は、ドアに背を向けていたが、少し間を置いてこっちを見た。そして――
ニコリと、笑った。
綺麗だ。
俺が知る限りの褒め言葉を総動員しても、褒め足りないくらいに綺麗だ。可愛いとかそんなんじゃなく、ただただ綺麗なんだ。
肌は透き通るように白く、背中の真ん中くらいまである髪は脱色したかのように薄い色だ。体型はスラットしていて、出るとこは出て引っ込むところはしっかりと引っ込んでいる。それが、服の上からでもしっかりとわかる。それほどまでに、女性の黒い服はタイトだ。
「何を見とれてる」
後ろから声がした。このタイミングで現れて、このよく通る凛とした声を発するのは一人しかいない。
振り返れば、予想通りの人物――高枝晶がいた。
「私のいない間に、客人になにもしてないだろうな」
「俺は今来たばっかりだよ」
「そうなのか?」
美人に問いかける。
「……」
無言。しかし笑顔は崩さない。
「どうなんだ」
「日本の男の子って野蛮」
笑顔で何てこと言いう。
「ほら、本人がこう言ってるが?」
「弁明を!」
「被害者からの意見が最重要だ」
「そんな理不尽な」
「たとえ冤罪でも引っ張っていく」
「冤罪ってわかってるじゃないか!」
「おや? そんなこと言ったかな?」
「言ったよ。自分で言ったこと忘れるなよ!」
「ふふ」
笑いながら、自分の定位置――回転いすに優雅に腰かける。
「まぁ、お前の破廉恥な行為は置いておいて」
「そんなことしてねぇ」
「気にするな。戯れだ」
「うわぁ。俺、戯れで犯罪者扱いかよ」
「これを見ても文句が言えるか?」
そう言い、机の引き出しから、宝が現れた。
「ごめんなさい」
俺、即答。
俺は負けた。汚い手で負けた。いや、汚いのは俺自身なのかな。
「日本の文化ってやぁらしぃ」
甘ったるい声で美人が言う。
そういえばあんた誰だよ。
「ああ、紹介が遅れたな、こいつは――」
「自己紹介くらい自分でできるよ」
保険医を制して、前に出る。
「やあ、少年。私はアリスだ」
綺麗で日本がとてもお上手な女性は、アリスというらしい。