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1:利久
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2011/02/21 (Mon) 02:50:21
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マジで成功させたい。
4回やって全部ミスってるから、5度目の正直!!
変な方向に曲げるのだけはやめて!!
ルールは特になし。
書き方は自由だし、連投もアリ
挿絵描いてくれてもいいんだよ。はい。
被った時は先に投稿した方の優先で
挿絵ある場合はそっち優先
あと安価で繋げてね>>1って感じで
まず、話を考えよう。なんかあったら言ってみて
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43:アリア ◆fr2FETe1Ug
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2013/05/10 (Fri) 12:30:27
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>>42
はてさて、アリスさんにキャラクターが定着した(発覚した)とこは喜ぶべきところである。その方が俺としても接していきやすい。人格破綻者や多重人格の人間との付き合いは難しいだろ。その点からすれば、アリスさんはただの嘘つきってだけで、見た目もいいので問題なんてどこにもないだろ。問題はそれよりも――。
「なんでこんなことになってんだよ」
なんとアリスさんの発言は嘘だらけであったようで、ウソがばれた途端サヤさんとマキさんも保健室に入ってきた。それだけならまだいい。なんで俺に絡んでくるんだよ。嬉しいけどさ。
「アキラ。ゲンキ君って彼女もち?」
なんだよその質問。意味が全く分からないよ、マキさん。
「知らんな。本人に訊いたらどうだ?」
「それもそうだね。ねえ彼女いる?」
なんとまあストレートな質問だな。その分、正直に答えないと後が怖い。
「……いませんよ」
「そうなんだ。モテないんだ」
余計な御世話だよ。なんだよ、てっきり「えぇー、こんなにカッコいいのにぃ」みたいなこと言われると思ってたよ。
……え? 自惚れすぎだって? わかってるよ。でも期待ぐらいさせてくれよ。こっちはよくわからない女性3人にちょっかい出されてるんだ。少しくらい幸せな妄想はさせてくれ。でないと精神的につらい。
「やめてあげなよ、マキ。でも彼女いないんだね。こんなに――」
おっと、妄想が現実になる時が……。
「キュートでプリティーな顔してるのにね」
嫌だ、現実に帰してくれ。かわいいならまだよかったよ。なんだよその表現。男は結構傷つくんだよ。俺は最近話題の男の娘やオネエ系男子でもないし女装趣味はない。いたって健康的な男子高生だ。
いい加減この調子ではヤバい。保険医に助けを求めねば。そう思い保険医に目をやると。
「女装か……」
何不吉なことつぶやいてくれてんだよ。こっちの身が危険になるだろう。
「あ、いいね。女装させよう」
ほらぁ、サヤさんが変なこと言い出したじゃないか。どうやって収拾つけるんだよ。
「確か、このあたりに女子の制服が……」
「何してんだよ。冗談にしてはいきすぎだぞ」
「何言ってるんだ。冗談なわけないだろう。私はいたって真剣に女子の制服を探してるんだ」
お前は俺の服のサイズとかわかってそうだよな。保険医だし。しかし、どうやって抜け出そうか……。
「ゲンキ、ほらこっち」
サヤさん、マキさんが保険医とともに制服を探し始めたとき、アリスさんが俺に声をかけてきた。
「ほら、今のうちに逃げなよ」
「あ、ありがとうアリスさん」
俺はアリスさんに礼を言って彼女に背を向けた。そして――。
カチャッ。
ん? 何の音だろう。心なしか俺の手に重さが……。
手錠がかかっていました。これどこから持ってきたんだよ。
「逃がさないよ」
アリスさんって嘘つきだったの思い出したよ。なんだかもう諦めよう。さっさと楽になろうじゃないか。そうさ、この人たち以外に俺の痴態を見せることはないだろう。そうだ、ほんの少しの我慢だ。よし、腹は決めた。さあどんと来い。
「覚悟は決まったのか」
手に女子の制服を手にした保険医。
「まあ、な」
「そうか、なら次なるゲストだ」
「へ?」
「入ってこい」
保健室の扉から、汐織ちゃんが入ってきた。俺は、全力で逃げようとしたが大人の女性4人に必死の抵抗もかなわず捕獲された。